モテショタ×は~れむ  -美術部員と一人の男子-

「ねえ、これ見て。精子って、マジで美容効果あるらしいよ!」

「えー、ウソだぁ? よく聞く話だけど、本当なの?」

ティーンエイジャー向けの如何にもな雑誌を読んでいた女子が、周りにいる四人の女友達に記事を見せつける。

「ふむふむ、タンパク質がどうたらこうたら……これって迷信だよ。精子って実際、タンパク質なんか全然入ってないらしいよ」

「私もそう思ってたんだけどさ……」

雑誌の続きには、こう書いてあった。

【――だが、精子や我慢汁による美容効果は、タンパク質よりもホルモンの分泌にある。精子を一身に受けると、女性はホルモンが活性化によりストレスの発散やリラックス効果が伴い――】

「…………」

文字を追うごとに口数が減っていく。グラフや比較写真、専門用語の羅列が五人の好奇心を巧妙にくすぐらせる。

【美少年の精子は特に効果が高く、若いうちから定期的に飲むことで、いつまでも若々しく健康的な身体を保つことができると言われている】

「……………………」

こんな記事さえ読まなければ、後に一人の男の子と大勢の女の子の運命を大きく揺れ動かすこともなかっただろう。

「「…………」」

記事を読んで暫く動かなくなる女学生五人衆。雑誌を広げた張本人が頬を染めながらポツリと一言漏らす。

「もし……もし飲むとしたら翔太くんのかな、やっぱり」

四人の唾を飲む音がゴクリと響く。翔太――五人衆と同じクラスの男子であり、彼女達がエロトークをするときは決まって話題に上がる【お気に入り】だった。

「そ、それって、エッチするってことだよね?」

「当たり前じゃん。そうしなきゃ精子が取れないよ」

「でもさー、翔太くんって理沙のことが好きなんだよね」

理沙とは、同じクラス且つ美術部員の小柄な女の子である。翔太が事ある毎に理沙を意識していることは明白だった。

「隠してるみたいだけど、周りからはバレバレだよね」

「周りってか、私たち?」

五人衆の中には翔太に恋心を抱く者もいる。だが、それ以上に翔太には人を惹き付ける何かがあり、同じクラスになってからは毎日のように観察されていた。

「なんていうか、めっちゃ可愛いし、思いっきりイジメてあげたくなるんだよねぇ~。あー、もうなんか、マジでムラムラしてきちゃったし。ねえ由香里、どうしよっか」

「私、良いこと考えた……!」

教室に雑誌を持ち込んだ張本人こと由香里に視線が向く。少し考えた後、由香里がニヤリと口を開いた。

行動は早かった。次の日の放課後、五人は翔太にデッサンのモデルとして美術部に連れて行くことになった。

もしモデルの仕事を引き受けてくれれば、翔太の想い人である理沙との仲を取り持つことを約束すると由香里が取引を持ち掛ける。簡単な仕事だし、私たちは理沙とも仲が良いから絶対に後悔はしないと口車に乗せられたのだ。

美術控室にて土壇場でヌードモデルと聞かされ嫌そうにしていた翔太だが、悪知恵の働く由香里は翔太の持つあらゆる秘密を脅迫材料として強引に了承させてしまった。

「本当にやっちゃうのが、由香里の怖いところだよね……」

と、四人が由香里に畏怖するも、これから始まる翔太のヌードモデルショーに心底胸を躍らせていた。

ちなみに、デッサンに出席した美術部員は五人衆を含めて二十五人。これは部員全員の総数であり、みんなが揃うことなんて滅多にないのだが、翔太の写真を見せてヌードモデルになることを伝えると、普段は部活に全く顔を出さない部員すら集まってきたのだ。中性的で人気の高い容姿を持つ翔太の裸体が無条件で視られるというのだから、そりゃ人が集まるのも必然というべきか。

(ふふ。まさか部員全員が集まるなんてね。翔太くん、どんな反応するかなぁ)

美術準備室で服を脱ごうとする翔太を、由香里がニヤニヤと見つめていた。その視線に翔太が照れて手を止める。

「早く早く。台座でポーズを取るだけだから簡単だよ♪」

由香里は言うが、これから何人もの女の子に裸を見せるというのだから服を脱ぐことに抵抗を感じるのも当然だ。しかも、その中にはきっと理沙もいる。でも、もう逃げることはできない。

「…………」

「なんなら、私が脱がせてあげよっか?」

翔太が慌てて首を振る。うるさいほどに鼓動する心臓を無理やり抑えつけて服に手を掛けた。やがて全裸になると、由香里が燥いでペタペタと身体を触ってくる。翔太は陰茎に血液が溜まりそうになるのを感じて何度も深呼吸を繰り返す。翔太はバスタオルを羽織り、思い切って美術室のドアを開けた。

ドアが開かれた瞬間、黄色い悲鳴が翔太の耳を劈いた。バスタオル一枚という艶やかな姿の翔太に、美術部員が揃って歓声を上げたのだ。

美術室に入った途端、五十もの瞳が翔太を貫く。翔太は女の子の余りの多さに目を白黒させ、途端に顔を真っ赤にして動きを止めてしまう。こんなに女の子が沢山いるなんて聞いていない!翔太が睨むも、由香里は満面の笑みを浮かべるだけ。部員はそんなに多くないから気楽に――という由香里の言葉を信じてしまった自分を強く恨んだ。

「…………」

女子部員の反応は十人十色。理沙のように照れて視線を外す者がいれば、翔太に穴が空きそうなくらい凝視している女子もいる。草食系の集まりと思われていた美術部員だが、大半の反応は後者だった。

否応なしにたくさんの視線が突き刺さる。ただ視られているだけ

なのに異様な興奮を覚えてしまい、バスタオルに小さな膨らみを作ってしまう。

「翔太くんっ、それじゃあ、そこの台に立ってポーズをとってみて」

輪となる女子部員達の真ん中に小さな台座が置いてあり、そこに立つよう由香里が指示する。冷たい汗を何度も流しながら、前屈みになって台座に上がる。翔太の脳内は既に真っ白で、泣きそうだった。

台座に上った瞬間、二十五人の舐めるような視線が翔太を包み込んだ。視線を一身に受けると同時に女の子特有の芳香が身体全体に染みわたり、翔太の体温を急激に上昇させる。

「それじゃあ、バスタオル脱いで~」

三百六十度全方位から女子に囲まれる。美術部員の中には翔太の想い人である理沙もおり、彼女の視線にバスタオルに触れる指がぷるぷると震える。ゆっくりとバスタオルが剥がれていく最中、女子部員達も顔を赤くして胸を高鳴らせていた。

震える指でバスタオルを下ろすと、またしてもキャーッと華やかな嬌声が教室に響いた。

「はぁーっ、やっと翔太くんのおちんちん見られた……ヤバい、なんか感動しちゃった」

「あんなに顔を真っ赤にして……翔太くん可愛い❤」

「見て、おちんちんピクピクしてる……❤」

「ぁぁぁ……なんだかこっちまで変な気持ちになってきちゃった……」

五人衆がうっとりした表情で翔太を見つめる。際どいポーズを取り続ける翔太に、五人が熱の籠った艶めかしい吐息を漏らす。

「…………」

「…………」

他の女子部員達も、翔太の容姿や態度に魅せられてぽーっとしている。皆とは裏腹に、清楚かつ純心な理沙は頬を染めて視線を外していた。

徹底的に視られている。順調に血液を溜めていく股間は言うに及ばず、主張の激しい乳首や玉袋。羞恥に染まる翔太の表情や、額に浮かんだ汗までも。翔太の全身に視線がビッタリとくっ付いて離れない。視線の粘着性とやらを、このとき翔太は生まれて初めて知った。

それぞれの好意的な反応に翔太はますます緊張して俯く。そんな様子を見かねた由香里がデッサンの開始を合図した。

一転して場が静寂に包まれる。時おりクスクスと笑い声が聞こえるが、根は真面目な美術部員ということで事が始まればみんな真剣に執りかかる。

翔太に大勢の視線が突き刺さる。しかも翔太の真正面に座る女子は理沙だった。好きな人に全裸を見られてこの上ない羞恥を感じる翔太が何度も目を瞑りそうになるが、その度に由香里に注意されてしまい、強制的に恥辱を味わわされていた。

最初からエロ目的だった五人衆は、手を動かすより翔太の視姦に専念している。翔太の整った顔は既に茹ダコのように真っ赤に染まっており、表情は今にも泣きそうだ。緊張を足を震わせて全身からは汗が噴き出している。更に半勃ちしたペニスの先端からは透明の糸まで引いていた。

見どころ満載な翔太が目の前に居て、手を動かす暇などあるハズもない。いますぐ台座に駆け上がってペニスを舐めてやりたい衝動に駆られていた。

(ああ、もう可愛い可愛い❤ あんなに顔赤くしちゃって……こっちまで恥ずかしくなっちゃうよ❤)

(おちんちんから我慢汁出てる!? んん……舐めに行きたいけど、さすがにいまは無理かぁ~~)

(我慢汁よりも翔太くん、汗すごい。めっちゃ緊張してるんかな。汗も全部舐めとってあげたいなぁ❤)

(なんか悪戯してあげたいなぁ……あ、そうだっ)

由香里が自らのスカートを捲り、翔太に下着をチラつかせる。

「……!」

翔太が照れたように視線を外す。その視線の先にいる五人衆の一人に、由香里がジェスチャーで誘惑を促す。

ぴらっと、その女子もスカートを捲った。翔太がまたしても視線を外すが、その都度由香里が仲間たちに官能を指示する。五人全員が下着を見せつけて翔太をしどろもどろにさせる。

「翔太くん、あんまりキョロキョロしないで❤」

と由香里が注意する。翔太の視線を固定させて、五人衆のスカートの中を強制的に見せ付けた。時間が経って少し落ち着いていた翔太が、またも羞恥に悶え始める。

(ふふ、翔太くん、どう? 私のパンツ……しっかり目に焼き付けて?)

(ぁぁっ、視られてるってだけでも興奮してきちゃう……❤)

だが、翔太のペニスは先ほどと変わらず半勃起のままである。興奮よりも緊張や羞恥の色が強い分、なんとか完全な勃起に耐えられていたのだ。

しかし、何度もスカートをパタパタさせたり、パンツをモロだしにしてもそれ以上の反応をしてくれない翔太に、由香里が段々面白くなさそうな顔をし始める。

(もうっ、なんでこんな大勢の女の子の前でチンコ丸出ししてるのに反応しないのよっ! しかも私たちのパンツ見ても全然反応しないって、どういうこと!?!?)

由香里がムッとする。

と、そこで目の前に理沙が居ることに気付く。

(それじゃあ……これはどうよ!?)

と、今度は自分のではなく、理沙のスカートを掴んで翔太の目の前で勢いよく広げた。

「きゃあぁっ……!!」

それと同時に理沙が驚いて顔を真っ赤にする。慌てて隠そうとするが、いまの光景は翔太にもバッチリ見えた筈だろう。

「…………」

効果はてきめんだったらしい。想い人の可愛らしい下着をハッキリと見てしまったせいで、翔太の理性のタカも外れてしまった。いままでは我慢に我慢を重ねて勃起するのを抑えていたが、理沙の下着を皮切りに下半身をムクムクと急激に成長させてしまう。

部員全員の手が止まる。翔太のソレは、先ほどとは比べ物にならないほど怒張しており、陰茎が天井へと直角に硬直していた。

翔太がこの上ないほど赤面して顔から湯気を出している。五人を含んだ女子部員達も、翔太のあまりの破壊力に顔を真っ赤にさせていた。

(やぁっ、な、なにあれっ! 男の人のアレって、あんなに大きくなるの!?)

(いまにも爆発しそう……あんな華奢な身体に、あんなモノが押し込められていたなんて!)

(我慢汁も際限なくなってる……はぁ、はぁ……ん、どうしよ、あれを見ていると身体が疼いてきちゃう)

中には初めて男性器を見た女性もいた。真面目に手を動かしていた五人以外も固まってしまう。教室全体がエッチな雰囲気に包まれる。五人以外の女の子達も興奮極まっては身体を火照らせていき、いつしか熱い吐息を漏らし始めていった。

「ん……はぁ……」

「んっ……んん……」

真正面に居る理沙も、翔太のペニスを直視して紅潮が止まらない。筆を握る手は汗でベトベトで、さっきから下半身をモジモジさせて俯いている。美術部員の全員が翔太に発情している。蕩けた五十の瞳で射貫かれた翔太は、口元から涎が垂れていることにも気づかないくらい酷く憔悴していた。

第二話 乱入プレイ大歓迎! 翔太はみんなの愛されキャラ

と、そんなとき、美術室の外がやたら騒がしくなっていることに由香里が気付く。

様子を見に教室を出ると、廊下には大勢の女子生徒がひっきりなしに押しかけていた。その人数の多さに、流石の由香里も何事かと言葉を失う。聞けば、どうやら女子達は翔太がヌードモデルをやるという噂を聞きつけて来たらしい。半開きになったドアから美術室にいる翔太を覗く女子達がキャーキャーと歓声を上げた。

詰めかけてきた女子は下級生から上級生まで幅広い。翔太の人気っぷりに驚くも、由香里はとりあえず見学客たちを美術室へと招き入れる。美術室に女の子が次々と押し寄せていき、室内は瞬く間にすし詰め状態となっていった。

女の子達は、教室に入るなり翔太の裸体を見て黄色い悲鳴を響かせる。小柄で愛らしい翔太の全裸姿を目の当たりにしたのだから歓声があるのも必然だ。広々とした美術室が女の子で一杯に満たされている。

美術室の中央でポーズをとる翔太を見つめる視線は先ほどの十倍近い。突然の出来事に、翔太が呆気にとられたまま凍り付く。由香里の説明が入るも、頭が真っ白になって声が全く頭に入らない。四方八方と包囲されて翔太が混乱する中、デッサンが再開された。

状況に慌てふためく翔太だが、それとは裏腹に天を射貫くペニスは更なる進化を遂げていた。包皮を突き破って血管を浮き彫りに、大きく膨らんだ真っ赤な亀頭からは透明の液体がじくじくと垂れている。興味本位や面白半分で美術室にやってきた女子も、たちまち翔太の虜となっていた。後からやってきた見学者達も、立て続けに興奮を抑えられない様子である。

「はぁ……はぁ……翔太くんのおちんちん、あんなに大きいんだ……」

「も、もし舐めるとして、ちゃんと口に入るのかなぁ……」

「翔太くん、顔が真っ赤……どうしよう、めっちゃ可愛い❤」

「あんなに我慢汁出しちゃって……舐めてあげたいよぉ。視てるだけなんて、我慢できない……」

「ぁっ、んっ……やだ、どうしよう……身体熱くなってきちゃった……」

「っっ、ちょっとこれ、みんなに報告しよう」

「私も友達にメールしよっ。これ、凄いよ……」

見学者達が携帯を取り出し、次々とメールや電話でヌードモデルの話を更に広めてしまう。勉強や部活の最中だった子も来てしまい、極限の人口密度を誇っていた美術室が遂にパンクする。満足に身動きが取れないほどに室内がギュウギュウになってしまったせいで、デッサン中だというのに翔太を囲う輪が極端に小さくなってしまった。

翔太に女子達が群がる。手を伸ばせば届いてしまう距離で全てを直視される翔太。視られていない箇所などない。号泣するペニス、ガチガチに固まる乳首、ぶらぶら垂れさがる金玉、涙でぐちゃぐちゃになった顔、耳の穴、鼻の穴、お尻の穴まで、全てにねっとりとした視線が孕んでいた。

熱い視線……なんてものではない。粘性の糸で絡めとられて全身を舐められているような感覚に、恐怖さえ覚えてしまう。

「……ん、はぁ……❤」

「はぁ……はぁ……❤」

「翔太、くん……❤」

女の子の吐息を全身に満遍なく浴びる。女子の匂いや呼吸に興奮を覚えたことのある翔太だったが、いまはもうこれらがただただ怖くて仕方がない。逃れられない羞恥や快楽に、全身の毛がぶち抜けそうだった。

暖房機により元々ジメジメと暑かった美術室だが、密集する女子達が放つ熱気に、室温が更に高まっていく。女子達も額から汗を滲ませており、ブレザーを脱いでパタパタと手で顔を仰ぐ者もいた。

女子達による無数の視線を一身に受け続けている翔太。あまりに濃密な視線に、意識を朦朧させて足を震わせてしまう。視線による刺激もそうだが、極限の人口密度が生み出した熱気と女子特有の花香る匂いがとにかく翔太の脳を蕩けさせるのだ。

一呼吸する度に、女の子の匂いが全身に染み渡って脳汁が噴き出してしまう。これ以上匂いを嗅ぎ続けると、身体が液状化してしまいそうな気さえした。

異様なことに、これだけの人数がいながら美術室には静寂が包み込んでいた。涙、涎、鼻水、我慢汁……あらゆる体液を流して瞳を虚ろにする翔太を前に、全ての女子が言葉を発せずにいたのだ。女子達の熱い息遣いと、淫らな雰囲気に呑まれた女子がモゾモゾと動く音だけが教室に響く。美術部員達も、もう手を動かしている者はいなかった。

舐めるような女の子達の視線……まるで実際に舐められているかのように、翔太のペニスがビクビクと脈打っている。ピクッピクッと翔太の肉棒が仰け反る度に、周りの女子達もピクッと小さく連動する。足を震わせながら瞳を潤わせて頬を染める翔太に感化されているのか、翔太を取り囲む女の子の殆んど全員も顔をリンゴのように染めて汗をダラダラ流していた。

(うわ……い、いま、なにが起こってるんだろう。もしかして私、とんでもないことしちゃったのかな。みんな顔を真っ赤にしてモジモジしてる……わっ、理沙なんて汗で背中グッショリだよ)

由香里自身も顔を熱くして、内股で股間を擦っていたことに気付く。股間から愛液がドロドロに奔出して、パンツは既に湿りまくっていた。

(んん……❤ 股間がムズムズしてしょうがないや。みんなも翔太くんを視てアソコ濡らしてるのかな。だとしたら、翔太くん凄すぎだよ……こんなに沢山の女の子を悩殺しちゃうなんて❤)

「…………❤」

ブレザーを脱いだ理沙は、ワイシャツが透けて下着が丸見えにしている。友達も部員も見学者も、全員ブラが透けるほど汗だくになっていた。

「んっ……❤」

「………はぁ、はぁ……❤」

「…………❤」

「ん……ぁぅっ❤」

極めて高い女臭の濃度に、同性である由香里も脳を溶かしそうになる。見ると、他の女子も全員が蕩けた瞳で一人の男の子に発情している。いま、美術室にいる女子全員が真っ当な理性を持っていないことは明らかだった。魔法レベルで翔太に魅了されている。きっと、翔太くんには女の子を魅了するなにかがあるのだと由香里は結論した。

(ああ、もう我慢できない――ッ!)

これ以上身体の疼きを抑えていたら、気が狂ってしまいそうだ。

数え切れない人数の女子に囲まれながら痴態を晒している男の子が目の前にいるんだ。股間の疼きをわざわざ我慢して抑えているなんて馬鹿らしい。と、由香里は内股にしていた太腿を広げて、ずっと我慢していた自慰を馳せらせた。

「ん……はぁ、はぁ……翔太くんっ……っはぁ……❤」

突然、静かな教室に由香里の声が響く。由香里は自らスカートを捲り上げて、指でパンツ越しに濡れた秘部を弄っていた。周りが驚くも一瞬だけ。由香里に続いて、仲間である四人も同じくスカートを捲って自慰に浸ると、せっかく生まれた違和感もすぐに霧散してしまった。

「んっふぅっ❤ ん、はぁっ……はぁっ……翔太くん❤」

「はぁっ、はぁっ❤ 翔太くん、翔太くんっ❤」

他の四人も由香里同様に劣情を焦がしていたらしい。スカートを捲ると、下着はおろか太腿まで容赦なく濡らしていた。四人が湿ったパンツを勢いよく指で擦ると、弾けたように嬌声を響かせた。

「んああぁっ❤ 翔太くんっ、可愛いっ! 可愛いっ、大好きっ❤」

「んんんっ❤ しょ、翔太くんっ……ゆ、由香里だけじゃなくて……わ、私にも視線ちょうだい……❤」

すぐに美術部員も触発されてスカートを捲り始める。そして見学者達も次々に湿った股間を露わに、股間を触り始めた。

「翔太くん可愛い……❤ 顔を真っ赤にして泣いちゃってる姿、めっちゃエロいよ❤ んはぁ、はぁ……❤」

「翔太くん、視て❤ んっ、んぁぁっ❤ しょ、翔太くんのせいで、オマンコがこんなにグショグショになっちゃったよ……」

「翔太くん❤」

「翔太くんっ❤」

名前を呼ばれる度にピクピクと動く翔太の肉棒。反応を求めて女の子達が翔太を呼びかける。

「……翔太くんっ❤」

「翔太くん❤」

「翔太くんっ❤」

「翔太くん……❤」

ビクッビクッと鼓動するたび、勢いよく我慢汁が噴出している。女の子達が手を伸ばすが、ギリギリ届かない。

居ても立っても居られなくなった女の子たちが大波が押し寄せるように翔太に集まった。当然もうデッサンどころではない。翔太をおかずにしたオナニーショーである。

無数の女の子達がたった一人の男の子を隙間なく犇めいて、視姦しながら自慰に馳せるという異様な光景。誰もが翔太に見惚れながら毛穴という毛穴から汗を噴き出している。あの理沙さえも、周りに感化されて泣きながらオナニーをしていた。

「ごめんなさい……翔太くんにこんな姿、見せたくなったのに……ぅぅぅっ、ぐすっ……」

含みのある言葉も、周りの嬌声でかき消されてしまう。右手で秘部を弄りながら左手でおっぱいを揉み続ける女の子達。上り詰めた快感には誰も抗えず、全員が甘い声で鳴いていた。

「はぁぁっ、翔太くんっ❤ 私にも視線ちょうだいっ❤ んぁっ、はぁっ❤」

「翔太くんを視ながらのオナニー、なんでっ、こんなに気持ちいいのぉっ、んぁああっ!」

「好きっ、好きッ! 翔太くんッッ! 大好きなのぉっ❤ ふぁぁぁぁっ❤」

「ねぇ、翔太くん、視て❤ 翔太くんのせいで、ここがこんなにドロドロだよぉ❤」

「ひぃっ、ぁぁっ、ふぁあぁぁっっ、ぁあああぁっ!」

クチュクチュクチュクチュ……

誰もが自分の指を秘部に挿入れて弄っている。粘液の交じる音が大きく響いていた。

そして、翔太をオカズに女の子達が次々と絶頂に達する。プチュッという音と共にスカートから透明の糸を垂らすと、全員が膝をガクガクさせて崩れ落ちていく。美術室の至る所に愛液の水たまりが作られる。熱く滴る愛液と汗により、教室はまるでサウナのように蒸していた。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……翔太くんっ、翔太くんっ❤」

「翔太くんでイッちゃったぁ……❤ もう幸せ過ぎてヤバい❤ オナニーするとき、いつも翔太くんをオカズにしてたの❤」

「わ、私も❤ 翔太くん、好きっ……大好きっ❤ んぁっ、ふぁっ❤」

「はぁ、はぁ……❤ 気持ち良すぎて、頭真っ白だよぉ❤」

凶悪な女臭の濃度により失神寸前の翔太。白目を剥きながら白昼夢に漂っているせいで女子達の狂愛的な告白は届いていない。

震える翔太を、何百人という女子達が陶酔した瞳で見つめている。自分の指をペニスに見立てているのか、指を咥えてピチャピチャとしゃぶっている女子もいた。

(女の臭いヤバすぎ。ってか、ホントやっばいなぁ。これって収拾つくのかな……明日も普通に学校だってのに)

もう完全に(自分のせいで)収拾のつかなくなった美術室。しかも、とうとう女子達が台座にいる翔太に手を伸ばして触りはじめる。

「わっ、翔太くんの身体めっちゃ熱いっ! 柔らかくて気持ちいいッ❤」

「翔太くんっ、すっごい汗っ! ヤバい、ヤバい。めっちゃ良い匂いするっ!」

「ちゅるっ、ちゅぅぅぅぅ。翔太くんの汗……美味しい❤」

「あっ、ズルい!! 舐めるのは反則でしょ! わ、私もっ! ちゅぅっ❤」

反則もなにも、あったものじゃない。理性を失った女達が津波の如く押し寄せて、翔太が一瞬で女体に埋もれてしまう。バタンと倒れる翔太もお構いなしに女達が群がり、舌を出して翔太の全身を舐めていた。

翔太の体液は一滴たりとも取りこぼさない……と言わんばかりに全身に女の舌が這っている。翔太はというと、全身を痙攣させながら、ただただ叫んでは泣きじゃくっていた。

と、よく見ると翔太のペニスにしゃぶり付いている女子までいるではないか。

「あー、待った待った! 翔太くんの精液は私が飲むんだからぁ~! というか、もう少し落ち着いてぇ~!」

汗と愛液による女臭さに顔を顰めながら翔太に貼り付く女を剥がしていく。

(あ~あ。やっぱり、精液は素直にお願いすればよかったなぁ)

翔太の目、耳、額、鼻、口、首、乳首、脇、、、、、全ての箇所に舌が這うこと数秒後、亀頭から爆発にも似た射精で精子が噴き出した。周りに居た女子達に白き飛沫が降り注がれる。美術室に入ったときから溜まっていた蟠りが噴火する。

「きゃぁああぁぁあぁっ❤❤❤ 翔太くんの精液っっ❤❤」

「すっごい熱いっ❤ 熱くて、臭くて、嗅いでるだけで……ぁっ、い、イッちゃいそぉっ❤❤」

「ぁあぁん❤ 私にも頂戴っっ❤ 今度は私にもぶっかけてぇっ❤」

「翔太くんの精液❤ なんだか一体化したような気分だよぉ❤ 幸せ❤」

「大好きっ、翔太くんっ❤ 私のマン汁も浴びてっ❤❤ 私の臭いも感じてぇっ❤」

飛び散った精液を巡って乱闘が起きる。同時に、翔太を襲う勢いは苛烈さを増していった。

汗と女の粘液でドロドロになって倒れている翔太に、女たちが追い打ちをかけるように自らの指で秘部から愛液や潮を掻き出して翔太にぶっかけている。おしっこを浴びせている女も見える。とにかく自分から発する液体を愛する者に味わってもらいたいという一心のようだ。

翔太が失神するも、お構いなしである。

それから、出したばかりで疲弊しきったペニスを無理やり再起させようと女達が舌を伸ばす。中には歯を立てて翔太に噛みつく者もいた。

この騒動は夜遅くまで続いた。展覧会直前なんかは美術室で寝泊まりしている生徒もいるので、美術室に明かりがついていても問題がないのだ。今回の一件で翔太は女子全員の的になってしまった。明日も普通に学校生活が待っているが、きっとこれから大変なことになるだろう

どうなることやらと、由香里は苦笑いを浮かべていた。


ここまでが前半になります。

後半をkindleの読み放題に登録していますので、ご興味があれば是非ご覧ください。

モテしょた は~れむ(後半)