エナメルビーチ

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序章 -エナメルの体質-

貴族・アーセナル伯爵家の晩餐会は血族の一同が会するまで始まらない。典雅な長テーブルには、一つの空席が見えた。アーセナル家の次女・エナメルの席である。

「エナメルが来ないわね。どうしたのかしら?」
長女が空席を横目に口を開く。定刻を過ぎても、エナメルが一向に現れない。エナメルの空席が目立つのは、ここ最近よくあることだった。
「全く……メイドのユリアはなにをやっているのだ」
…………
伯爵・アーセナルの小言も露知らず、遠く離れたエナメルの寝室からは押し殺したような嬌声が一つまみに漏れていた。

「んっ、はぁ……はぁ……どうなっているのよ……ん、はぁぁっ! 出しても出しても……! 溢れて止まないわっ!」

「お、お嬢様……これはもう、諦めて華族に全て白状しろというお告げなのではないでしょうか……」

「じょ……冗談言わないで。んっ、はぐっ、んんんんっ!!? んっ、はぁ……はぁ……」

エナメルの寝室――。上品なカーテンが引かれた天蓋ベッドの中で、あられもない姿をしたエナメルとメイドのユリアが乱れ合っていた。ユリアが半裸姿のエナメルを背後から抱擁し、その大きな乳房を揉み解している。
乳首からは白濁液が際限なく滴っており、エナメルは顔を真っ赤に染めながら湧き出る煽情感に疼いていた。
「全部っ、搾り取らないとっ。早くっ……んっ、ふぁぁあっ!」

エナメル・アーセナル、18歳。華族の次女である。
日頃から幼い体型にコンプレックスを抱いていたエナメルは、貴族経由で入手した怪しげな漢方薬を数年前から摂取し続けていた。成長ホルモン剤として機能する漢方薬の効果は絶大で、数年間の内に身長は20cm近く伸び、胸部・臀部も濃艶と成長を遂げた。
しかし、漢方薬の副作用を失念したエナメルは、ある日からエナメルの乳より母乳が噴き出る体質になってしまう。気付けば溢れ出る母乳……ドレスを纏えば、その異変は一目瞭然である。

一族に知られない為にも、こうして晩餐会の前には唯一事情を知るユリアに枯れるまで搾り取ってもらっていた。

「日に日に量が増していますね。一刻も早く対策を講じなければ、やがて気付かれてしまうでしょう。と言っても……」

「ぁッ……だめっ、ユリアッ! んッ、はァッ……も、もういいわっ! これ以上は……お、おかしくなっちゃう……ッ!」

エナメルが涙目で何かを訴える。大きく重たい胸部を愛でられたことで、絶頂が近づいたのだ。だが達した経験のないエナメルは、歓楽への高揚感に対して戸惑いを覚え、未だ一線を越えられずにいた。

「ぁん、残念です。お嬢様……♥」

憔悴しながらベッドを離れてドレスに着替えるエナメルに、ユリアが赤ら顔で小声に呟いた。

 

貴族御用達の花びらビーチ

友人のミルミに誘われてビーチへと赴いた夏休みのこと。
「二人っきりの外出なんて、とても久しぶりですわね~」

有名財閥のご令嬢ことミルミ=コラノフがエナメルと肩を並べながら飴玉を片手に燥いでいる。普段はお互いの御付き役が周りにいるので、このように羽を伸ばす様子のミルミは珍しい。エナメルもご機嫌と言った様子でいつも以上にテンションが高かった。
「でも、アルフォンヌ様が来られなかったのは心残りではありませんの?」
「べ、別にそんなことないわよ。……むしろ、厄介者が居なくて清々するわ!」
専属の従者・アルフォンヌは別の用事があって来られなかった。前々から約束していたのに……と、エナメルが嘆く。
その代わり今日は思いっきり楽しもう。訪れたのは、貴族のみが足を踏み入れることを許されるゴージャスでエレガントなプライベートビーチ! 寛いだり弾けたりするにはもってこいの場所
……と、思っていた。
エナメルは新調したハイネックの競泳水着を、ミルミは大胆にもビキニを着衣してビーチに参上するも、二人はビーチに入ってすぐ足を止めることになる。そして己が目を疑った。

「な、なにこれ……? え、どういうこと!?」

貴族のみ利用可能なビーチということで、雰囲気こそ気品を感じさせる優美なものだったが、賑わう多くの華族が公に乱れていたのだ。男女がそこら中でエッチしているのである。パーティー等で何度か顔を合わせたことのある令嬢やプリンセスが堂々と股を広げて男と騒いでいる姿に、二人は固まった。
「な、なんですの、これ……ッ!?」

世界的企業の経営者に群がる美女達の光景に、ミルミがカアッと顔を赤くしてしどろもどろになる。ミルミが招待したビーチは、なんと貴族御用達の乱交の聖地だったのだ。
元は一人の財閥が御偉方との取引や接待の為にわざわざ作り上げた歓楽ビーチだったが、いまでは華族専用の乱交のメッカと化しており、こうして昼夜問わず裕福層同士で肉欲の宴が繰り広げられている。

「ど、どういうことですの、ミルッ!?」

「わ、分かりませんわっ。わ、私はただお兄様にオススメのビーチを教えてもらっただけで……(泣)」
ミルミの兄。女遊びが絶えぬことで有名なチャラ男だった。
「くぅぅ、諮られましたわ! まさか、こんな場所に放り込まれるなんて!」

頬を染めながら手で顔を覆うミルミ。そろそろ快楽を知るべきだという兄の軽率な計らいだったが、この手の学を持たないミルミはオロオロと泣いてばかりである。反対にエナメルの方は、ポカンと口を開けたまま動かない。

「お、お姉さま! ここから離れましょう!」
「え、ええ……」

複数の美女が肥えた中年オヤジに裸で奉仕している。初心者にはあまりにも難易度の高い見世物であり、エナメル・ミルミ共に赤面しながら慌ててその場を離れた。

…………
何処を走ったのか分からない。ただ、なんとなく気恥ずかしくなったから逃げたかった。ひたすら砂浜を駆けて、人気のない大きな茂みに隠れることにする。

「はぁ、はぁ……こんなことってあるの? みんな裸で……男性と女性が、その……。ぁ、ぅ……こ、これからどうするの?」

エナメルが口開く。隣に居るハズのミルミに対しての質問だったが、横を見ても愛する友人の姿はなかった。
「えっ、み、ミルッ? ミルミっ? ど、何処にいるの?」

走っている内にはぐれてしまった。そう解釈した瞬間、エナメルの鼓動はますます高まり、顔を熱くして発汗も止まらなくなってしまう。
「ぅっ、ぅぅぅ……早く探しに行かなくちゃ」
と、茂みから出ようとしたが、砂浜にやってきた新たな男女が茂みの正面に腰を据えてしまう。当然とでも言うかのように二人とも全裸であり、エナメルは出るに出られなくなってしまった。

「な、なんなのよ、もう……早く行ってよ……」
エナメルが睨むも、それを嘲笑するかのように男女は寄り添い合い始めては、徐々に激しさを増していく。モデルのようなスリムかつ長身の女性が砂浜に寝転び、同じく俳優のような男性が上から覆いかぶさって乳首を舐めていた。

「…………」
このような営みを目の当たりにしたのは生まれて初めて。エナメルは訳も分からず身悶えした。

乳首を何度も舐める男性。勃起した乳首が舌に包まれて喘ぐ女性。この喘ぎは知っている。ドレスを着る前に母乳を搾り取るエナメルも、同じ声を出しているのだから。

「やだ! どうしてあんなにいやらしい顔をしているの!? も、もしかして私もいつもあんな顔を……? う、ウソでしょ!?」
見る見るうちに女性の瞳は蕩けていき、口元からは涎を垂らして断続的に身体をビクビクさせているのが分かる。
「あんなに痙攣して……す、すごく気持ちよさそうにしてる」

目の前の女性が快感に悶えていることくらいはエナメルも理解している。ここまではエナメルも経験済みだからだ。

しかし、その先は未知の領域――。

「はぁん、あっ、ぁぁ゙っ……!!!!」
女性の嬌声が次第に大きくなっていく。それはエナメルの情欲をそそらせるには十分なエロスであり、エナメルも無意識に手を胸へと伸ばしていた。

「いやっ、私ったら、なんて真似を……」
全身の火照りが抑えられない。口では品を保つものの、乳を揉みしだく手の動きは止められなかった。密輸した薬により重たく膨れ上がった己の乳を、これでもかというくらい強く揉み解し始める。
「んっ、い、いますぐ止めないと……ッ! んっ、くっ……! はぁぁ゙……!」
遂に滴り始める母乳。気付くと、乳首からポタポタと白い液体が垂れていた。いつの間にか男性の愛撫が乳から股間へと移っている。エナメルも眼前の女性に倣って下腹部に手を伸ばしてみた。
「はぁぁッッ! あッ、がぁっ……!?」
――触れた。電流が走ったような感覚に、思わず悲鳴をあげてしまう。秘部の疼きはユリアとの件の戯れで感じてはいたが、こうして実際に触るのは初めてだった。

指の腹で優しく水着越しにアソコを撫でる。ツーッっと触れるだけで、脳汁が噴き出る快楽が襲ってきた。

「はぁ゙っ、ぁ゙っ、ぁぁぁっ……」
もう止められない。一線を画す時が来た。今度は乳首も一緒に舐めてみようか――と、震える唇を乳房に近づけようとした、そのとき。

「こんにちは、お嬢さん。手が空いているのなら、一つどうですか?」
背後から野太い声が掛けられてエナメルが飛び跳ねる。振り返ると、色黒の筋肉質な男がエナメルを舐めるような視線で見詰めていた。どうやら、エナメルの自慰行為を先ほどからずっと眺めていたようだ。

「な、なんなんですの!? いきなり後ろから声をかけるなんて、失礼ではなくて!?」

オナニーを視られたエナメルが、顔面をボッと染めて怒声を上げる。そんな様子に中年の男が笑う。
「ははは、申し訳ない。ただ、有名伯爵家のご令嬢がこういったことに興味があったなんて驚きましたよ」
「ご、誤解しないで下さいませんこと? わ、私がここにいるのは単なる手違いによるものですわ! こ、こんな所、いますぐ出ようと思っていたところですの!」
「いやいや、隠さなくても良いんですよ、エナメルお嬢様。私の見る限り、エナメルさまは非常に感度良好のようで……よろしければ、私めが慰みのお手伝いを致しましょう」

エナメルを知っているらしい中年の男が、愛液によって濡れた水着を指さす。絶頂間近だったこともあり、水着はハッキリと目立つほどに大きな染みを作っていた。自慰を指摘されたエナメルが、ますます顔を赤らめて憤慨する。

「け、結構ですわ!! もう、あっちに行ってください。貴方が出ていかないというのなら、私がここを去りますわ!」

そういい、立ち上がる。――が、足に力が入らず、そのまま砂浜に倒れ込んでしまった。
「……えっ!? ぃ、ぃやっ……た、立てないっ!?」
膝をガクガクと震えて思うように動かない。慣れない快感に身が支配されているのだ。見かねた男が慣れた様子で素早くエナメルの背中に回り込み、そっと優しく抱きしめる。

「ほら、力を抜いてください。一度、高揚感を鎮めないと……失礼しますよ」
「!!? ちょっ、なにしますの! ぁふっ、ぁっ……ひ、人を呼びますわよっ! んっ……」

異性に抱きしめられて混乱するエナメル。交合の地で淫靡に叫んでも意味はない。腰に伸びた腕は、やがておっぱいへと移っていき、水着越しに勃起した乳首に到達する。
「ふぁっ、ぁっ……や、やめっ……そ、そんなところ触らないで……っ、ぁひゃぁっ! ぁっ、んっ、んっ、くっ……ふぁっ、ゃぁぁっ……お、お願い……や、やめっ……」
突起物を二本の指で摘ままれたエナメルが飛び跳ねる。全身がビリビリと痺れて、脳が沸騰するような感覚だった。

「これは驚きました。エナメルさま、もしかして出産されたのですか!?」
乳首を弄りながら男が驚愕する。もちろん、水着の中で溢れ出ている母乳についてだ。こうしている間も、びちゃびちゃと母乳が滴っている。

「ち、違い……ます、わっ……こ、これは、その……」
口を噤む。男も察したように、これ以上は首を突っ込まない。蠢動させる指のスピードを速めていく。両の手で左右の乳首を刺激され、あっという間に絶頂感が近づいてきてしまった。
「こんなに弾力のある肉の実は初めてです。ずっと、こんな風に揉んでいたいものですよ」
「んっ、ふっ……ひぃっ、ぁっ、だ、だめっ……こ、これ以上は駄目ッ!! あっ、ひぃぃっ、み、耳もっ、舐めないでぇ……!」

いつもはここで止める愛撫も、男はエナメルを意に介さず手を止めることはなかった。コリコリと乳首を爪繰りながら、無防備に晒されたエナメルの耳に男がしゃぶりつく。

「だ、ダメですのっ! こ、これ以上は……ッ! ぁっ、ぁぁぁあああぁっ、ぁぁぁっ!! ぃゃぁああぁあっ!!」
初めてのオーガズム。達すると同時に母乳を勢いよく吹き出す。エナメルは身体をぴくぴくと痙攣させながら、股間から透明の液体を溢れて水着を汚していた。

「ぁっ、ぁぁ……っ、はぁ、はぁっ……ぁ……」
「も、もしかして、初めてイッたのですか?」
エナメルは答えないが、その姿から一目瞭然である。これだけのポテンシャルを秘めながら未経験だったエナメルを前に、男はより一層に精気を滾らせて愛撫を続けた。

「お願い、もう止めてぇ……」
泣きながら懇願する。普段は人前で涙を流すなどエナメルのプライドが許さないのだが、弛まぬ快感に、もう理性が正常に働かなかった。
「乳首から垂れる母乳、とても美味しそうですねぇ。少し味見しましょう。ん……ちゅくっ、ちゅっ……」
「ぁふっ、ぁっ、ぁっ……やだぁ、どうして知らない殿方に乳首を吸われなくちゃいけませんのぉ……ぅぅっ、ぅっ」
「お乳のミルク、かなり濃い味ですよ。エナメルさまも試してみたら如何です? ん、はっ、はぁっ……」
「ひゃぁぁっ、ぁっ、ぁぁっ、め、メイドのユリアも同じことを言っていましたわ……そ、そんなに濃いんですの?」
「気になるならば、召してみれば良いじゃないですか」
「ゃだぁ……! ぁぅっ、ぅぅぅっ……どんどん溢れてきて……おっぱい、絞んじゃうぅっ……で、でも、き、気持ち良すぎてっ……頭おかしくなっちゃうよぉ……」
「相当感じているようですね。こちらも、かなりドロドロになっているじゃないですか」
「ひゃぁっ、そ、そんなっ、エナメルのそんなところ、触らないでよぉっ……! ひっ、ぅぅぅっ……」

未知な快感に理性が吹き飛んでしまい、人目も憚らず口調が幼くなっていることにも気付いていない。そんな垢ぬけたエナメルに男は欲情を抑えきれなくなってしまい、手を伸ばして水着越しに秘部を撫で始める。
ちゅくちゅくと、露骨な音が響き渡る。羞恥が極まったエナメルの赤面っぷりに、男の方も僅かばかり気恥ずかしくなる。
「エナメルさま……お顔が物凄く赤いですよ。大丈夫ですか?」
気を配る物言いだが、動かす指は止めない。
「ぁぶっ、ぁひぃ……い、言わないでぇっ……ひぃ、ひぃぁ……ぁ……ぁひぃ」

エナメルの敏感性は特筆したものであり、二本の指の腹でエナメルの陰核を挟み込んでスリスリと擦る度に、背筋を大きく仰け反らせて愛液を迸らせている。初めて味わう快楽の大波に、エナメルは陶酔しきった顔で完全に溺れていた。

(こ、こんな姿……皆にはとても見せられませんわね……わ、私がこんなにエッチな女だったなんて、ショックですわ。こんな自分は今日限りですわ……)
涙ぐんで誓う。アヘ顔を晒して乱れまくるのは、大いなる人生の中で今を最後にしよう、と。

女を物としか見ていなかった漁色家の中年男も、あまりにも艶冶なエナメルを前に興奮が収まらない。水着は既に勃起で突っ張っており、我慢汁で濡れ濡れになっている。男は、テントを張る水着をエナメルの背中に押し付けて擦りあげた。

「ゃっ……な、なにかお尻に当たってるよぉ。ぬるぬるしてて、とても熱い……」
「エナメルさまに興奮している証拠です。お目にかかるのは初めてですか?」
「そ、そんなこと……ひぃっ!? なんか、ピクピクしてて、気持ち悪い……。やだぁ、そんなに強く擦らないでっ」

エナメルのお尻の割れ目に隆起したペニスを宛がう男。ピッタリとフィットしており、男が恍惚とした表情でピストンを繰り返す。エナメルは訳も分からず熱に浮かされていた。

「ぁっ、ぃぃいっ……まるで石みたいに硬い……お、男の人のって、こんなにすごいものだったの……? ん、んぁっ……! あ、熱くて……エナメルのお尻が焼けちゃいそうっっ!」
「普段は私もこんなに興奮したりはしないんですがねぇ。へへ、これもエナメル様の魅力ということです。んっ、ふっ、それじゃあ、ラストスパート、行きますよっっ」
「はぁっ、ふぁあっ、ぁぁぁ、んぁっ、ふぁっ……ぁっ……」

男の腰の律動が加速する。熱を帯びる陰茎がどんどん膨らんでいくのを臀部にて感じながら、エナメルも一緒になって腰を動かす。そして――。
「ぁっ、ひゃぁああっっ!!」
男が射精すると同時に、エナメルも大きく仰け反ってぷるぷると乳を揺らしながら水着の下で飛沫を迸らせた。肉棒から放たれた大量の精液がエナメルの身体にこびり付く。
「ふぁっ、はぁっ、はぁっ、あ、熱いっ! ぁっ、ふぁっ……はぁ、はぁ……か、身体が痺れて、う、動けないよぉ……」

一度の射精の間に、幾度となくアクメを覚えたエナメル。そのまま男に倒れ込んだ。
「ふぅ……何度イッたんでしょうねぇ。男の私には、エナメルさまの快楽かどれほどのモノなのか想像がつきませんよ……」

倒れ込むエナメルを抱きかかえて、乱れた髪から露わとなってうなじをペロリと舐めながら言う。絶頂に際限のないエナメルは、それだけで身体を反応させる。
暫くして落ち着きを取り戻したエナメル。先ほど冷静に見ること出来なかった男の肉棒を、じっくりと眺めている。

「……あんなに出したのに、まだこんなに大きいのですね……」

反り上がる肉棒を温かい手で握る。
「歳のせいか、いつもは一度出したら中々勃たないんですけどね。エナメルさまの、その美しい容姿や仕草が否応なしに奮い立たせてくれるのでしょう。私も若返ったような感じです」

男の素直な感想。率直過ぎる物言いに、落ち着きを取り戻したはずのエナメルの顔が再びポーッと赤くなる。

「さっきから私のことを褒めまくっていますけど、そ、そんなに煽てられても困りますわ! も、もう行きますわね!」
「褒めているつもりはなかったのですが……それより、もう行ってしまうのですか? せっかくですし、私はもう少しエナメルさまを堪能したい所存です。それに、まだ腰が砕けて満足に立てないでしょう?」
真っ赤に膨れ上がった亀頭がエナメルの腰に擦りつけられる。

「ゃっ、ゃだぁ……私に擦りつけないで下さいません? へ、変にぬるぬるしていて、気持ち悪いですわ……」
そう言うものの、初めてのチンポに対してエナメルは好奇心が抑えられないのか、赤面しながらも肉棒へのお触りを止めない。
「触ってるだけで、なんだかいやらしい気分になりますわね……こ、これ、グリグリしちゃってて、痛くないんですの?」
「む、むしろ気持ちいいです。も、もっと強く握ってもらえると幸いです。いや、それよりも舐めてもらえませんか?」
「な、舐める!? これをですの!?」
「みんなやっていることですよ。ほら、周りを見てくださいな」
「……」
「フェラはエッチの基本なんですよ。エナメルさまも、いずれ伴侶と情事を営む際には――」
「ぅぅ……って、口に押し付けないで下さいませんこと!?」

したり顔で男がペニスをエナメルの顔に押し付けている。
「へ、変な臭いですわ…………んっ、んむぅぅ!? ちょ、ちょっと……押し付けないでって! ……んんん、んもぅ!」
エナメルの口の中にペニスが押し込まれる。エナメルは観念したように、わずかに舌を伸ばして男の亀頭を舐め始めた。……正確には、観念したフリ……だった。

「ん、ぺろっ……に、臭いさえ我慢すればイケますわね……ん、んちゅっ……んはぁ、んっ、ぺろっ」
「臭い? ははは、エナメルさま。この臭いはすぐにでも病みつきになると思いますよ」
「んはっ、ぁっ……ウソを仰らないで。お、おフェラは悪くありませんけど、こんな臭いが病みつきになるハズはありませんわ。ん、んふっ、んっ……」

「ぉぉぉ、エナメルさま……その拙い動きが逆に……うっ、くぅっ……! そ、そこっ、尿道を舐めてくれると……」
「尿道……? お、おしっこ出すところ!? や、やですわっ、んっ……こ、こんなところを舐めるなんてっ。んちゅっ、くちゅっ……」

エナメルの怒濤のフェラに男が少し驚く。奔出する高揚感により思考が真っ当に働いてはおらず、自覚がないだけでエナメルは既にペニスの臭いの虜になっていた。
(そ、それにしても……また身体が熱くなってきてしまいましたわ。まさかこれも、おフェラの効果なのでしょうか。尿道……舐められると気持ちいいのかしら……)
「ちゅくっ、ぺちゅっ、にちゅっ……ぶちゅるっ、ちゅるっ、ぢゅっ……ぢゅるるるるるっ、ぢゅるるるるるるる~~~!!!!!」
「おおおっ、おっ! そ、それっ、気持ち良すぎます!! 口の中を唾液で一杯にして……尿道を吸われるなんてっ……!」
「ん、ふっ……今日限りですわ! わ、私がこんなことをするなんて、普通は有り得ませんもの! ぢゅるっ、ぢゅぅ~~~っっ!」
「んほぉっ、おおおおおおっ!!」

無意識の行動だった。口内に溢れる唾液を含みながらの、尿道を中心としたバキュームフェラ。経験豊富な男でさえ味わったことのない感覚であり、男は一瞬にして果ててしまった。
「んぶぅっ、ごほっ、ごほっ、はぁっ、はぁっ……んぇぇ、こ、これって……」

尿道に唇を重ねられた状態での暴発――。容赦なく喉に精液が通過してしまい、堪らずエナメルが咽る。
「も、申し訳ありません。あ、あまりにも気持ち良かった故に」
「わかってますの? ほ、本来なら、こんなこと許されないことですのよっ! ふん! んっ、な、なんか不思議な味ですわね」

突然の射精がご法度なのは周知の事実。怒りながらも、なんとなく楽し気にするエナメルに男が心底ホッとする。
「どうです? 今度はコチラに……」
そう言い、エナメルの下腹部を撫でる。
「い、嫌ですわ……初めてお会いする殿方に、その、捧げてしまうなんて……」
「良いじゃないですか。こんなに欲しがっているんですもの。こちらとしても、エナメルさまを満足させたい一心なのです」
濡れきった秘部を指で押されて、クチュッといやらしい音が立つ。男は、無言でエナメルの水着をズラして秘部を直接触った。
「んっ、んぁぁ……わ、私の中に、ゆ、指が入ってきますわっ」
「初めてのようですが、こちらはもう十分に熟しきっていますね。これからが本番ですよ。力を抜いてくださいな」

後ろから強く抱きしめられ、陰茎が入口に宛がわれる。
――エナメルは、それを受け入れた。
「ひぃっ、ぁっ、ふぁぁぁあっ、あ、熱いっ!! 熱くて太いのがっ、わ、私の中にっ!!」
ガチガチに硬くなったソレがどんどん根元まで侵入していく。蕩け切った処女膜はあっさりと破れ、痛みを感じる間もなく快楽がどっと押し寄せてきた。
「はぁぁあん、やぁっ、や、ヤバい、い、ぁ……ちょ、ちょっと、待って……はぁ、はぁ、はぁあっ……!!」

違和感もなく、巨根がすっぽりとエナメルの膣内に収められた。亀頭がポルチオを舐めるように叩く度にエナメルの目が見開いて背筋をエビのように撓らせている。

「んぁっ、ひゃぁああっっ! やだっ、なんですの、これっ!! やだっ、んぁああっ、やめてっ、抜いてぇええっ!! これっ、エナメルっ、おかしくなっちゃうぅっ!」

突かれる毎に何回も愛液を噴き出してしまう。膝をガクガクと震わせながら、泣いて絶叫を繰り返していた。
「なんて締め付けだっ、はぁっ、はぁっ、流石エナメルさまです。はぁっ、はぁっ!」
「びゃぁぁっ、ぁぁあっ、ぁっ、ひゃぁん、ぁああっ……そ、そんなに早くっ、動かないでぇっ、あぁぁあっ、ひぁああっ!」

「初体験でここまで感度の良い女性は見たことありませんよ。エナメルさま、本当に初めてなのですか?」
「ぁがぁぁっ、んくぅぅっ、ふぁっ、ひゃぁあっ、ああぁん……あっ、ゃぁぁっ、あああっ!」

答える余裕もないと言った様子である。焦点の定まらない瞳に、口元からだらしなく垂らす涎……高潔なお嬢様とは思えぬ乱れっぷりだった。そういうギャップが大好物な男は、我を忘れたようにどんどん油送を激しくさせる。

「ひぎっ、ああぁああ゙っ、ぁああ゙っ、脳みそ、燃えちゃうっ、熱いよっ!! 頭の中が熱いっ、はぁっ、はぁああっ!」
いつの間にか水着からは愛液だけに留まらず、尿や潮までも噴出させていた。カリがGスポットを削り、子宮口をグリグリと押しつぶされての数え切れない絶頂に、エナメルの頭は既に真っ白で失神寸前である。

「ぁ、ぁぁぁ……ぁっ……ぁっっ……」
「エナメルさまっ、エナメルさまっ! はぁっ、はぁっ、こ、このまま、中に出しますっ!! 中出しをお許しくださいっ!」
「びぁぁ、ぁ゙ぁぁ、お、お願い、しますぅ……もっと、気持ちよくしてぐだざいまぜぇ……」
「受け取り下さいっ、んっ、おおおっ、おぁあっ……」

本日三度目の射精――。全く衰えを感じさせない放出量により膣内が精子で満ちる。エナメルの身体が跳ね上がって、そのまま砂浜へと倒れてしまった。
倒れたままピクピクとするだけで動かないエナメルを男が優しく抱きかかえる。まるで新しい玩具を手に入れた子供のような笑みを浮かべていた。

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