とも戦隊

☆事の急変
この世には、CEOが放出した精液の程度により株価が上下する企業もある。
一つ例を挙げると、株式会社【遺伝子研究ヨコシマ】がある。
昨今では優性遺伝と劣性遺伝の研究をしているようで、なんでも精子の具合を調整することにより、遺伝性のコントロールを実現させられるかも……という話らしい。
つまりヨコシマとは、生まれてくる赤子に意図して様々な才能を与えようと試みている企業なのだ。まだ成果の程は不透明のようだが、CEOの野心と先見の明は一部にとって有名だった。
同時に、かなり猜疑的な人物としても知られており、研究に使用する精子は全て自身のモノとのこと。よって、研究の成果ひいては己の精子で企業の良し悪しが判断される所存である。
もちろん非上場企業で業績も芳しくはないのだが、毎週末に調査されるCEOの精子濃度によって業績が変化するというのだから、グリーンシートを好む投資家に人気があっても可笑しくなかった。
……しかし、不透明な先行きに一筋の光が差したところで、事が急変する。CEOが不幸により急逝したのだ。少数の投資家に激震を走らせる前に、企業はCEOの一人息子に経営権を託すことにした。
新経営者に抱く期待と、徐々に垣間見えていた成果に、投資家はヨコシマに対して大いに胸を弾ませていた。

☆ともとも戦隊の侵略
「研究に使用する精液の濃度は一定に保つ」
前CEOが最優先にしていた事項だったが、裕福な家庭を良いことに今まで締まりない生活を送っていた一人息子は、そのことを完全に失念していた。
そこに付け入ろうと悪巧む一人の女がいる。柔和な雰囲気を纏った茶髪の巨乳ちゃんである。名前は朋子。外見とは裏腹に性格はドス黒く、これまで大勢の男が痛い目を見ていた。
「すっごく頭悪そうな子……可哀想だけど、利用させてもらうわね」
計画は至って単純である。新CEOの良い評判をインターネットに流して投資家の期待を集める一方で、バカ息子に女を送り込んで枯渇するまで精液を搾取して研究に支障を起こすというものだ。当然、斜陽化する株式を空売りして大儲けする目的である。
朋子が新CEOに送り込む女を組織から選定する。【ともとも戦隊】という可愛らしい語呂とは裏腹に、属している組員は全て何かしらの技術を有したプロの犯罪者ばかりである。しかも組織は女だけで構成されている上に、その数は50人にも上るほどに大規模だった。
「えっ? みんな任務が忙しくて誰も空いてないですって!? 暇を持て余している子は一人もいないの? あ、私だけですか、そうですか」
どうやらリーダーが直々に搾取に向かわなくてはいけないようだった。朋子は大層ご機嫌斜めといった様子で荷物をまとめた。

☆新CEOとホテルにて
最も難航するであろうと予測していた新CEOとの接触は、呆れ返るくらいあっさりと成功してしまった。
贔屓の店を調べて様子を伺っていたら、向こうから声を掛けてきたのだ。「裏があるのでは……」訝しむ朋子だったが、単に権力と財力を手にして浮かれ上がっていたバカのナンパだった。
「大きな会社の社長さんなんですね。こんなに若いのに……本当にスゴイです」
「いやぁ、前々から指名されていたんだけどね。そろそろ本気で取り組みたくなってさぁ~」
口調と声色だけで品の程度が伺える。軽快に嘘を並べるバカと、内心で嘲笑が絶えない狡知な朋子の談笑は、まるで演劇や漫談のように滑稽なものだった。
権力に弱いアバズレを装う朋子が、CEOを誘惑してホテルへと連れ込む。最後にもう一度だけ盛大な溜息を吐くと、ベッドに腰掛けるCEOの隣に寄り添った。
「ラブホテルでエッチするって、実は初めてなんです。初対面の男性とホテルでエッチだなんて、なんだかデリヘル嬢になった気分です」
「マジで? ラブホテルでのエッチは格別だよ。まあ、俺がリードしてあげるよ」
言いながらバカが朋子の肩に手を回すと、スパイ潜入の実力者でもある朋子が、ここで役者以上の演技力を発揮する。
心の底から悦に入ったような表情を浮かべて、瑞々しい唇をより艶やかに魅せながら、官能性を孕んだ音色で大きな一呼吸をバカに吹きかけた。
「あなたの熱がズボンの上からでも感じるわ。すごく凛々しくて、いまにも弾けそう」
朋子の持つ淡い誘惑手法であり、CEOも例外なく目の前の美女に心を奪われてしまい、股間を盛り上がらせて息を荒くする。
「と、朋子さん。ズボンを脱いでもいいか? これ以上は……」
突っ張るズボンを朋子が撫で上げると、CEOが背筋を震わせて快感に耐える。既に下着の中はカウパー液でドロドロになっており、ペニスに居心地の悪さを感じているようだった。
このまま愛撫を続けたら間違いなく射精してしまうだろう。CEOの服を脱がせた後、朋子も裸になり豊満な乳房を解放させた。
「朋子さんのおっぱい、めっちゃデケぇ。こんなに重いおっぱいは初めてだぜ。あ~、うまそ」
CEOが張りのある美乳を両手で掬いながら、その完成度に酔いしれている。胸を褒められるのは好きだが、目の前のバカに称えられると何故か無性に苛々する……と、朋子が笑顔とは裏腹に内心で毒づいていた。
「んっ、ゃぁぁ……あったかい舌が乳首に絡んでるっ。上手なんですねっ、んっ、んぁぁ……」
間もなく、CEOが突起物に吸い付き始める。まるで魅入られたかのように、朋子の乳首を貪り始めた。遊び慣れているのか、乳首を舐める舌使いは中々のものであり、朋子も官能を擽られていた。
「ちゅくっ、ちゅっ、ちゅぱっ。……んちゅっ、ちゅるるっ、ちゅくっ」
開けた空間にCEOの粘液音だけが響く。時おり、まとわる舌に交じってCEOの前歯が乳の実を刺激している。乳首を噛まれる行為は、実は朋子の好きなプレイの一つだった。
「ふぁっ、ぁっ……も、もっと強く噛んで良いですよ。そ、それっ、んぁぁっ、あ゙ッ……とても気持ちいいですっっ」
強く齧られた途端、朋子の身体が痺れるように痙攣する。軽いオーガズムを感じたのだが、CEOは気づくことなく夢中になって甘噛みを続けていた。

☆贅沢なパイズリ
乳首責めを終えると、二人はバスルームに移動してお互いに身体を洗い流し合っていた。
「乳首舐め、気持ち良かったですよ。なにかお礼がしたいです……好きなプレイはありますか?」
「別に敬語じゃなくていいよ。そうだな、やっぱりパイズリかな。最初に会ったときから、君のそのおっきな胸で扱かれてみたいって思ってたよ」
なにがなんでも一度目の視線が朋子の胸まわりに向かう辺り、CEOは本当に巨乳が好きなのだろう。予期していたおねだりも、朋子は笑顔で快諾した。
ホテルの一室に置いてあったプレイ用のマットを床に敷いてCEOを転がすと、朋子は馬乗りするようにCEOの上半身に覆いかぶさった。
とうに極限まで昂る陰茎は亀頭が充血しきっており、いまにも破裂しそうな状態である。朋子が亀頭に軽く息を吹きかけると、CEOの身体が大きく跳ねた。
「ふふ、もう出したくて堪らない感じだね」
「は、早く扱いてくれっ。早く出さないと、おかしくなっちまう」
興奮が極まって涙目で震えるCEOを見かねた朋子が、ガチガチに硬くなった肉棒を谷間へとゆっくり挟みこんだ。手のひらに収まりきらないサイズの乳房が二つ、ペニスの全体を覆いつくした。
「ぅ、すっごく熱い……本当に、もう爆発しそうな……」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……挟まれた瞬間、イキそうになっちまった。なんて柔らかいおっぱいなんだ」
「時間はたっぷりあるんだし、遠慮なく何発も出しちゃっていいんだよ?」
「あ、ああ。でも……」
CEOが僅かに逡巡する。もしかしたら、明日に控える精液調査のことが頭に過ったのかもしれない。
だが、もう遅い。凶悪的にやんわりな巨峰がペニスを包み、そのまま静かに動かすとCEOの理性は瞬く間もなく吹き飛んだ。
「ぁがぁっ、ぁぁっ、あああっ……!!」
たったの一撫でにより、CEOの官能は最高潮に達して暴発した。物々しく白濁液を噴出して、それらが容赦なく朋子の顔面を穢しく尽くす。
朋子は、笑顔で頬についた精液を舐めとった。
「ふふ、相当溜まってたみたいだね。こんなに出しちゃうなんて……」
パイズリが始まって1秒で果ててしまう失態に羞恥心でも感じているのか、男が押し黙って顔を背けている。
「大丈夫だって。まだまだこれからでしょ? あなたが満足するまで、ずっと撫でてあげるから……」
言いながら、亀頭にキスをする。すると絶頂して萎え気味だったペニスは、献身的な朋子を前に勢いを取り戻して再起した。
「ああ、お願い。もっとパイズリを味わいたいよ」
「ええ、あと3回は出してもらうわ。例え拒んでも、もう離さない――」
これで任務は成功したことになる。明日に行われる精液での実験は、恐らく最悪の結果に終わることだろう。朋子は熱く滾る亀頭を乳房で握り込みながら怪しげな笑みを浮かべていた。